わたしたちは、シリアの隣国・ヨルダンでさまざまなシリア人職人に出会い、その技術の高さと工芸品の美しさに魅了されました。
制作にご協力いただいている職人の方々

寄木細工職人
アブアベド(アブドゥルラフマン)さん
職人歴40年を超えるアブアベドさんが作る寄木細工は、シリアで最高品質の伝統工芸品であるとともに、その洗練されたデザインも魅力的です。
アブアベドさんは、主に小箱制作や家具・楽器などの装飾をしていますが、ダマシュキエでは特別に、アクセサリー用の寄木パーツを制作していただいています。使用しているパーツは、シリアやイスラム文化圏で伝統的な幾何学紋様です。
アブアベドさんは、ヨルダンの首都アンマンにあるシリア難民向け職業訓練校にて後進の指導も行っており、寄木細工の技術継続に尽力されています。

螺鈿細工職人
マクシームさん
マクシームさんは、「ローハ」と呼ばれるイスラム文化で伝統的な壁面装飾の制作を専門としています。十数段階に及ぶ研磨技術は、どのような素材にも滑らかな表面と温かみのある艶やかさを与えます。
ダマシュキエでは、螺鈿・象嵌の技法を用いたネームプレートの受注制作を始め、真珠貝やラクダの骨、木材を組み合わせたアクセサリーパーツの制作にご協力いただいています。

なお、その他の伝統工芸(木彫・象嵌など)の職人さんが制作する製品についても、企画を進めています。